あまり日常的に考えることのないものですが自分が年老いたときの知識として頭に入れておきたいものの一つに「医療」というものがあります。これは、医療=病気と捉える方が多いと思います。しかし、今の時代はガンだって治せる時代なのです。良い時代になりましたね。実は、その裏側にはたくさんの研究者たちの存在があったのです。一見、「医療・研究」と言われても全く関係のない言葉のように感じますよね。医療といわれると病院というイメージがありますが「実際に病院で実験している人なんて見たことないし、一体どこでどんな研究をしているのか。」と思われる方も多いのではないでしょうか。ここで少し考えてみたいと思います。昔はかかってしまったら絶対に治ることのないとされていた病気の一つに「ガン」というものがありますよね。今でもそういったイメージが根強くありますが、研究者たちが来る日も来る日も研究を重ねた末今では「ガンは恐くない。」といわれるまでになったのです。しかし今現在も、一昔前のガンのように「かかってしまったら絶対に直らない病気だ。」と先生に宣告されてその後の自分の人生が急に見えなくなってしまっている患者さんがたくさんいるのです。健康な方たちは普段あまりこのようなことを考える機会はないのではないかと思いますが、今もどこかで自分と同い年の患者さんが苦しんでいるのだということを頭のどこか片隅に入れておくことで、いつもと変わりない日常が輝いて見えるのではないかと思います。