医歯薬系の事柄の中で最も身近なものの一つが風邪です。風邪には大きく分けて二種類あります。いわゆる一般的な風邪とインフルエンザです。インフルエンザは毎年12月から2月ごろまで流行し、学級閉鎖などや職場での蔓延などを引き起こすやっかいな病気です。その年によって何型が流行するのかははっきり予測できないので医療機関では患者が溢れかえることになります。特に子供や高齢者は感染すると重篤な症状になって命に関わる事態にもなりかねないので細心の注意が必要です。
症状はせき、高熱、のどの痛み、間接の痛みなどですが、治療薬も年々新薬が登場して患者の負担を軽減しようと製薬会社の開発、治験に余念がありません。
一度かかってしまうと学校や職場で他のひとへの感染を防ぐためにも症状が消えてからもも2,3日は自宅から外へは出られません。予防にはうがいと手洗いの励行が最も簡単で重要なことです。またマスクの装着も効き目がありますが、しっかり密閉して菌の流入を防がないと意味がありません。
予防接種は10月から受けることができますが、健康保険の適用はありません。そのため料金は3000円程度かかります。予防接種は受けたからといって絶対安心というわけではありませんが、子供や高齢者は感染した場合でも症状が重くならないように受けておいたほうが良いかもしれません。また、学校によっては生徒全員に接種しているところもあります。医歯薬系の職場で働く人たちは接種が義務づけられているようです。